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1991-08-25
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7KB
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229 lines
X68000 Ko-Window 外字マネージャー
Usk_Win version 1.10
1991 08/26 小笠原博之
SPS-NET: SPS0783 COR.
このプログラムは、元々FONTED3.win のサブルーチンの一つとして開発されたもの
です。FONTED3.win の選択ウィンドウの一つとして、また単独で外字マネージャーと
して使うことができます。
(1) キーボードから外字を入力するかわりにマウスで選ぶことができます。
(2) 外字ファイル中の外字コードを変更したりパターンを入れ替えることが可能です。
(3) FONTED3.win と併用して、外字の編集が可能です。(16×16のみ)
(3) TC_WIN.win を使い、TC.X や IOCS.X のフォントを取り込むことが出来ます。
(4) USKCGM.X 等、純正外字ツールの制限を無くし、より多くの外字を登録できます。
従来、フォントパターンが増えると遅くなってほとんど使い物にならなかったので
すが、表示アルゴリズムを改良し高速化しました。フォントが増えても遅くならず、
限界内最大の 64K Byte もある外字ファイルも編集できるようになっています。
●使い方
USK_WIN [-x<num>] [-y<num>] 外字ファイル
実行すると、16ドットフォント、24ドットフォントを別々のウィンドウとして
開きます。でも元々同じファイルなので、片方をセーブすれば両方セーブされ、片方
を閉じれば両方終了します。
ウィンドウ内には、シフトJISコードで外字コードを表示します。JISコード
及び区点コードを確認したい場合は、文字の上で右クリックして、コード変換ウィン
ドウを出して下さい。(コード変換ウィンドウは右クリックすると消えます)
・ウィンドウ左上のスイッチ
[書込] ファイルに書き込みます。終了はしません。
[登録] システムに外字を登録します。
・ウィンドウ上部のモードスイッチ
[取消] ノーマル状態です。左クリックでパターンをつかむことができます。
また、右クリックで外字コードの変更が可能です。
[削除] このモードの状態で、直接ウィンドウ内の文字を左クリックすると、
その文字を削除します。
[交換] 任意の文字の位置を交換します。マウスの左クリックで交換位置に
マークを付けます。別の位置でさらにクリックすると、その2つが
入れ替わります。マークは右クリックで解除できます。なお、外字
コードもいっしょに交換されます。(つまり位置が変わるだけ)
[複写] 文字パターンの複写を行ないます。[交換]と同じようにマウスの
左クリックでマークします。更にクリックすると、その位置にマー
クした文字のパターンをコピーします。注意するのは文字のパター
ンだけのコピーだということです。外字コードは変化しません。
ただし、空白位置にコピーした場合に限り、外字コードもコピーさ
れます。
[合成] 文字パターンの合成を行ないます。指定方法は上の[交換]や[複
写]と同じです。クリックした位置に、マークしたパターンを合成
します。外字コードは変化しません。ただし、空白位置に対して合
成を行なった場合は、たんなる複写になります。この場合は外字コー
ドもコピーされます。また、空白を合成しようとした場合は、何も
行ないません。
・コード変換ウィンドウ
モード状態が[取消]の時に、任意の文字の上で右クリックすると、
その文字の外字コードを変更できます。画面の中央付近にウィンド
ウが開きます。内部には左からシフトJISコード、JISコード、
区点コードを表示しています。
[▲][▼]を左クリックしてコードの変更ができます。この場合
リピートはききませんが、左ボタンを押したまま[▲][▼]の上
でマウスカーソルを移動させると早送りします。
また、コードを直接キー入力することもできます。この場合16進
数で、JISまたはシフトJISコードで入力して下さい。リター
ンキーで確定です。
右クリックするとウィンドウを閉じ、外字を設定されたコードに変
更します。
●ウィンドウ間のデータ通信
USK_WIN.win では、一つのウィンドウ内での作業のほかに、他のウィンドウと直接
データのやりとりができます。例えば、USK_WIN.win を2つ開いて、2つのファイル
間でデータを移したり、合成したりが可能なのです。また、TC_WIN.win も使用するこ
とによって、TC.X や IOCS.X などの「.FON」形式のフォントの取り込みも簡単です。
FONTED3.win との通信も、これを使います。
・ USK_WIN.win 同志の通信
データを渡す方のウィンドウは[取消]モードにします。この状態で文字の上で左
ボタンを押すと、その文字をつかむことができます。(マウスカーソルの形が変化)
受け取る側のウィンドウでは、以下の3つのうちどれかのモードにします。受け取
る位置を、予め左クリックしてマークしておいて下さい。
[交換] マークした位置に他のウィンドウからパターンを持って来れます。
外字ウィンドウからの場合、外字コードも一緒に運ばれます。
[複写] マークした位置に他のウィンドウからパターンを持ってくることが
できます。外字ウィンドウから運んだ場合でも、パターンのみ受け
取ります。外字コードは変化しません。
[合成] マークした位置に他のウィンドウからパターンを持ってくることが
できます。この場合、元あるパターンと合成されます。コードは変
化しません。
なお、空き領域にパターンを運んだ場合は、原則として外字コードも受け取ります。
相手が外字ウィンドウでない場合は、コードは0xeb9fになります。
お互いのフォントサイズが異なる場合でも無理矢理読み込みます。その場合の、結
果については特に規定していません。(どうなるかわからない)
・ FONTED3.win との通信
[取消]モードでフォントをつかみ、そのまま FONTED3.win まで運んでそこでボタン
を離します。受け取る場合は、FONTED3.win の [ SEND ] またはスイッチ以外のとこ
ろでフォントをつかみ、USK_WIN.win まで運びます。この時、USK_WIN.win では受け
取り位置にマークされていなければなりません。
・ TC_WIN.win との通信
FONTED3.win の場合と同じです。TC_WIN.win では、置く位置を特にマークする必要
はありません。
●ウィンドウ間のデータ通信その2
またこのプログラムは、他のウィンドウにデータを送る場合に、フォントパターン
と同時に EventKey も発生させます。この場合、キー入力として外字が挿入されるの
で、他のウィンドウで外字を入力する場合に便利です。
例えば、文字をつかんで COMMAND.win まで持っていくと、その文字がコマンドライ
ンに入力されます。また、WED.win においても、いちいち[記号入力]キーのお世話
にならなくとも、マウスだけで簡単に外字の入力ができるようになるのです。
●ファイルの切り替え
FINDER.winで外字ファイルを選び、そのままこのウィンドウまで持って来ると、そ
のファイルを読み込みます。
●外字コード
Hartmannさんの指摘により調べた結果、ec9f(7821)からeffcまでも外字コー
ドとして使えることがわかりました。今まで制限を付けていたのは、uskcgm.x です。
この USK_WIN.win では、これらの制限が無いので、外字エリアを有効に使うことがで
きます。ただし、外字ファイルの最大が64Kというシステム側の制限は残ります。
●注意点
このツールでセーブした場合、外字データ内の漢字コードは全てシフトJISコー
ドに変換されます。
●開発に使用したツール
GNUC 1.40
HAS.X ver2.33
HLK 2.01 (SALT)
GNUmake v3.56 (homy)
KoSTEVIE X68K
XC ver1.01 (SHARP/Hudson)
Ko-Window 2.23改 (T.Kobayashi)
●最後に
このプログラムの配布は完全にフリーです。転載する場合も、特に作者に連絡する
必要はありません。自由に行なって下さい。