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Text File  |  1991-08-25  |  7KB  |  229 lines

  1.  
  2.  
  3.              X68000 Ko-Window  外字マネージャー
  4.  
  5.             Usk_Win version 1.10
  6.  
  7.                                1991 08/26 小笠原博之
  8.                             SPS-NET: SPS0783 COR.
  9.  
  10.  
  11.   このプログラムは、元々FONTED3.win のサブルーチンの一つとして開発されたもの
  12. です。FONTED3.win の選択ウィンドウの一つとして、また単独で外字マネージャーと
  13. して使うことができます。
  14.  
  15. (1) キーボードから外字を入力するかわりにマウスで選ぶことができます。
  16. (2) 外字ファイル中の外字コードを変更したりパターンを入れ替えることが可能です。
  17. (3) FONTED3.win と併用して、外字の編集が可能です。(16×16のみ)
  18. (3) TC_WIN.win を使い、TC.X や IOCS.X のフォントを取り込むことが出来ます。
  19. (4) USKCGM.X 等、純正外字ツールの制限を無くし、より多くの外字を登録できます。
  20.  
  21.  
  22.   従来、フォントパターンが増えると遅くなってほとんど使い物にならなかったので
  23. すが、表示アルゴリズムを改良し高速化しました。フォントが増えても遅くならず、
  24. 限界内最大の 64K Byte もある外字ファイルも編集できるようになっています。
  25.  
  26.  
  27.  
  28.  
  29. ●使い方
  30.  
  31. USK_WIN  [-x<num>] [-y<num>]  外字ファイル
  32.  
  33.   実行すると、16ドットフォント、24ドットフォントを別々のウィンドウとして
  34. 開きます。でも元々同じファイルなので、片方をセーブすれば両方セーブされ、片方
  35. を閉じれば両方終了します。
  36.  
  37.   ウィンドウ内には、シフトJISコードで外字コードを表示します。JISコード
  38. 及び区点コードを確認したい場合は、文字の上で右クリックして、コード変換ウィン
  39. ドウを出して下さい。(コード変換ウィンドウは右クリックすると消えます)
  40.  
  41.  
  42.  
  43. ・ウィンドウ左上のスイッチ
  44.  
  45. [書込]    ファイルに書き込みます。終了はしません。
  46.  
  47. [登録]    システムに外字を登録します。
  48.  
  49.  
  50.  
  51. ・ウィンドウ上部のモードスイッチ
  52.  
  53. [取消]    ノーマル状態です。左クリックでパターンをつかむことができます。
  54.         また、右クリックで外字コードの変更が可能です。
  55.  
  56. [削除]    このモードの状態で、直接ウィンドウ内の文字を左クリックすると、
  57.         その文字を削除します。
  58.  
  59. [交換]    任意の文字の位置を交換します。マウスの左クリックで交換位置に
  60.         マークを付けます。別の位置でさらにクリックすると、その2つが
  61.         入れ替わります。マークは右クリックで解除できます。なお、外字
  62.         コードもいっしょに交換されます。(つまり位置が変わるだけ)
  63.  
  64. [複写]    文字パターンの複写を行ないます。[交換]と同じようにマウスの
  65.         左クリックでマークします。更にクリックすると、その位置にマー
  66.         クした文字のパターンをコピーします。注意するのは文字のパター
  67.         ンだけのコピーだということです。外字コードは変化しません。
  68.         ただし、空白位置にコピーした場合に限り、外字コードもコピーさ
  69.         れます。
  70.  
  71. [合成]    文字パターンの合成を行ないます。指定方法は上の[交換]や[複
  72.         写]と同じです。クリックした位置に、マークしたパターンを合成
  73.         します。外字コードは変化しません。ただし、空白位置に対して合
  74.         成を行なった場合は、たんなる複写になります。この場合は外字コー
  75.         ドもコピーされます。また、空白を合成しようとした場合は、何も
  76.         行ないません。
  77.  
  78.  
  79. ・コード変換ウィンドウ
  80.  
  81.         モード状態が[取消]の時に、任意の文字の上で右クリックすると、
  82.         その文字の外字コードを変更できます。画面の中央付近にウィンド
  83.         ウが開きます。内部には左からシフトJISコード、JISコード、
  84.         区点コードを表示しています。
  85.  
  86.         [▲][▼]を左クリックしてコードの変更ができます。この場合
  87.         リピートはききませんが、左ボタンを押したまま[▲][▼]の上
  88.         でマウスカーソルを移動させると早送りします。
  89.  
  90.         また、コードを直接キー入力することもできます。この場合16進
  91.         数で、JISまたはシフトJISコードで入力して下さい。リター
  92.         ンキーで確定です。
  93.  
  94.         右クリックするとウィンドウを閉じ、外字を設定されたコードに変
  95.         更します。
  96.  
  97.  
  98.  
  99.  
  100.  
  101. ●ウィンドウ間のデータ通信
  102.  
  103.   USK_WIN.win では、一つのウィンドウ内での作業のほかに、他のウィンドウと直接
  104. データのやりとりができます。例えば、USK_WIN.win を2つ開いて、2つのファイル
  105. 間でデータを移したり、合成したりが可能なのです。また、TC_WIN.win も使用するこ
  106. とによって、TC.X や IOCS.X などの「.FON」形式のフォントの取り込みも簡単です。
  107. FONTED3.win との通信も、これを使います。
  108.  
  109.  
  110.  
  111.  
  112. ・ USK_WIN.win 同志の通信
  113.  
  114.   データを渡す方のウィンドウは[取消]モードにします。この状態で文字の上で左
  115. ボタンを押すと、その文字をつかむことができます。(マウスカーソルの形が変化)
  116.  
  117.  
  118.   受け取る側のウィンドウでは、以下の3つのうちどれかのモードにします。受け取
  119. る位置を、予め左クリックしてマークしておいて下さい。
  120.  
  121. [交換]    マークした位置に他のウィンドウからパターンを持って来れます。
  122.         外字ウィンドウからの場合、外字コードも一緒に運ばれます。
  123.  
  124. [複写]    マークした位置に他のウィンドウからパターンを持ってくることが
  125.         できます。外字ウィンドウから運んだ場合でも、パターンのみ受け
  126.         取ります。外字コードは変化しません。
  127.  
  128. [合成]    マークした位置に他のウィンドウからパターンを持ってくることが
  129.         できます。この場合、元あるパターンと合成されます。コードは変
  130.         化しません。
  131.  
  132.   なお、空き領域にパターンを運んだ場合は、原則として外字コードも受け取ります。
  133. 相手が外字ウィンドウでない場合は、コードは0xeb9fになります。
  134.  
  135.   お互いのフォントサイズが異なる場合でも無理矢理読み込みます。その場合の、結
  136. 果については特に規定していません。(どうなるかわからない)
  137.  
  138.  
  139.  
  140.  
  141.  
  142. ・ FONTED3.win との通信
  143.  
  144. [取消]モードでフォントをつかみ、そのまま FONTED3.win まで運んでそこでボタン
  145. を離します。受け取る場合は、FONTED3.win の [ SEND ] またはスイッチ以外のとこ
  146. ろでフォントをつかみ、USK_WIN.win まで運びます。この時、USK_WIN.win では受け
  147. 取り位置にマークされていなければなりません。
  148.  
  149.  
  150.  
  151.  
  152.  
  153. ・ TC_WIN.win との通信
  154.  
  155.   FONTED3.win の場合と同じです。TC_WIN.win では、置く位置を特にマークする必要
  156. はありません。
  157.  
  158.  
  159.  
  160.  
  161.  
  162.  
  163. ●ウィンドウ間のデータ通信その2
  164.  
  165.   またこのプログラムは、他のウィンドウにデータを送る場合に、フォントパターン
  166. と同時に EventKey も発生させます。この場合、キー入力として外字が挿入されるの
  167. で、他のウィンドウで外字を入力する場合に便利です。
  168.  
  169.   例えば、文字をつかんで COMMAND.win まで持っていくと、その文字がコマンドライ
  170. ンに入力されます。また、WED.win においても、いちいち[記号入力]キーのお世話
  171. にならなくとも、マウスだけで簡単に外字の入力ができるようになるのです。
  172.  
  173.  
  174.  
  175.  
  176.  
  177.  
  178. ●ファイルの切り替え
  179.  
  180.   FINDER.winで外字ファイルを選び、そのままこのウィンドウまで持って来ると、そ
  181. のファイルを読み込みます。
  182.  
  183.  
  184.  
  185.  
  186.  
  187. ●外字コード
  188.  
  189.   Hartmannさんの指摘により調べた結果、ec9f(7821)からeffcまでも外字コー
  190. ドとして使えることがわかりました。今まで制限を付けていたのは、uskcgm.x です。
  191. この USK_WIN.win では、これらの制限が無いので、外字エリアを有効に使うことがで
  192. きます。ただし、外字ファイルの最大が64Kというシステム側の制限は残ります。
  193.  
  194.  
  195.  
  196.  
  197.  
  198.  
  199. ●注意点
  200.  
  201.   このツールでセーブした場合、外字データ内の漢字コードは全てシフトJISコー
  202. ドに変換されます。
  203.  
  204.  
  205.  
  206.  
  207.  
  208. ●開発に使用したツール
  209.  
  210.     GNUC 1.40
  211.     HAS.X ver2.33
  212.     HLK 2.01  (SALT)
  213.     GNUmake v3.56  (homy)
  214.     KoSTEVIE X68K
  215.  
  216.     XC ver1.01  (SHARP/Hudson)
  217.     Ko-Window 2.23改  (T.Kobayashi)
  218.  
  219.  
  220.  
  221.  
  222.  
  223. ●最後に
  224.  
  225.   このプログラムの配布は完全にフリーです。転載する場合も、特に作者に連絡する
  226. 必要はありません。自由に行なって下さい。
  227.  
  228.  
  229.